Vol.152 12月 からだを温める食べものと冷やす食べもの
今年も師走となりました。体調万全で年末年始を迎えるためにも「からだを温める」ことは、とてもたいせつです。
今回のお話は「からだを温める食べものと冷やす食べもの」です。
からだは温めた方がよいか?
「からだは温めた方が良いのですか?」という質問をよくいただきます。
私は「人によって違いますが、現代人は温めた方が良い人は多いでしょうね。」と答えています。
と言うのも、からだを温めることで体調が改善した、という声がとても多いのです。それだけ、現代人にはからだが冷えている人が多いということでしょう。
からだを温めることは免疫力のアップにもつながりますから、冷えの厳しい季節はなおのことからだを冷やさないようにしたいものです。
からだは、食べもので温めることが出来ます。
鍵を握るのは、陰陽のバランス。
陰陽とは、性質の相反するもののことで、両者が絶妙のバランスをとって自然界は成り立っています。男と女、磁石のN極とS極、プラスとマイナス、太陽と月などのような関係ですね。
・北の地方で採れたもの(南半球は逆になります)
寒い地域の産物。
南の地方で採れたものはからだを冷やす傾向が強い。
・赤や黒、茶色の食べもの
小豆や胡麻、昆布、赤ワインなど暖色系のもの。
・土より下の食べもの
ゴボウや人参、大根などの根っこもの。
土より上の葉っぱものは陰性です。
食べものにも陰陽があって、からだを温めてくれるのは陽の食材です。
食事の陰性を和らげるコツ
陰性の食材は、ちょっとした工夫で陽性に向かいます。
そのコツは「陽」の特性である「熱」を加えたり「塩」を活用すること。
となると、魚であれば刺身よりも塩をふって焼いたり、醤油で煮たりした方が、陰の性質が和らいで陽の性質へと向かうことになります。
味噌や塩麹を使った料理もいいでしょう。
もちろん、すべての人が温めれば良いということはありませんから、体質や季節などによって、からだが心地よく感じるものを選択してください。
あったか食材で、今冬も快適に過ごしましょう。
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