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Vol.151 11月 最高の栄養バランスとは?


 もうすっかり、ストーブが必要になってきましたね。
 からだは「食」でも温めることができます。
 今回は「栄養バランス」についてのお話です。

最高の栄養バランスとは?

 一つの生命体は、自然の摂理の中において絶妙なバランスで存在しています。
 これは言い方を換えると、生命を維持するために「絶妙な栄養バランス」で存在している、ということ。
 つまり、最高の栄養バランスとは「生命体を丸ごといただく」ということになります。
 アメリカ政府がおこなった「食べものと健康」に関する調査「マクガバン・レポート」にもこのことが記されていて、とくに高い評価を受けているのが、江戸時代元禄期以前の食事です。
 この頃の日本は、玄米を主食にして「皮ごと骨ごと頭ごと」の小魚や「葉ごと皮ごと根っこごと」の野菜を食べていました。主食の玄米も、白米を精製していない「丸ごと」の状態ですね。
 バランスの良い食事の基本は「丸ごと」なのです。
  

食事のバランスをみる3つのポイント

 「自然療法の大家である東城百合子先生は、この「丸ごと」に加えて「食事のバランスをみる3つのポイント」を提唱しています。

 1. 旬のものが入っているかどうか
 2. 海のもの(海藻や小魚)、里のもの(野菜)の両方があるか
 3. 五味と五色のバランスはどうか

 旬のものがからだに良いのは「身土不二(しんとふじ)」という言葉にも表れています。
「身土不二=からだと住んでいる土地は分けて考えることができない」
 自然界の一部である私たちは、暮らしている土地の旬のものを食べることで、その季節に合うように内側から無理なく衣替えができるのです。
 日本は四方を海に囲まれ、陸地では豊かな山々が広がっていますから、海と山、両方の恵みをいただくことも「身土不二」ですね。

五味と五色をこころがけよう

 3つめのポイントである「五味」と「五色」について少し説明しましょう。
 五味とは「甘い、辛い、酸っぱい、塩辛い、苦い」のこと。
 中国の食養生ではそれぞれの味について、次のように述べています。

 ・甘いもの…からだを弛める、滋養強壮作用、脾を養う
 ・辛いもの…からだを温める、発散作用、肺を養う
 ・酸っぱいもの…筋肉などを引き締める作用、肝を養う
 ・塩辛いもの…和らげる軟化作用、腎を養う
 ・苦い…余分な熱や水分を排泄させる作用、心を養う

 五色とは「赤、青、黄、白、黒」のこと。
 野菜でも色によって、含まれている色素や香りなどを含む栄養成分(フィトケミカル)が違います。
 彩りを良くすることで、自然に栄養価のバランスもとれるというのは嬉しいですね。
 なるべく「丸ごと」食べる、そして3つのポイントをこころがけるだけで、からだが喜ぶ理想のバランス料理になりますよ。

 
参考文献 「あなたに贈る食の玉手箱」星澤幸子・鳴海周平著・ワニ・プラス刊

 

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