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【vol.47】鳴海周平の全国ぶらり旅|特別企画・エジプト編


burari47

 母なるナイル川流域に栄えた悠久の文明。
 神秘的な古代遺跡群は、私たちに様々なメッセージを投げかけてくれます。
 世界最古の文明発祥の地と云われるエジプトを訪れました。

「この時期にエジプト!?大丈夫なの?」
 新政権とデモ隊との衝突が激化し「渡航延期勧告」が出されるほど緊迫した情勢が続いていたエジプト行きにあたって、たくさんの人たちから何度も尋ねられながら、「行きますよ」とあっさり決断したことには二つの理由がありました。
 一つは、信頼する魂の友( 略して魂友)たちに「地球原初の文明が発祥したと云われるエジプトで、地球とそこに住む私たちがいつまでも愛と調和の道を歩んでいくことができるよう、祈りを捧げに行こう」と誘われたから。
 もう一つは「このタイミングで、この場所に行くことが、既に決められていた」と強く確信していたからです。
 いまも世界の各地では、文化や宗教の違い、領土問題などから紛争の絶えることがありません。また、数百年に一度という規模の自然現象もあちらこちらで頻発しています。
 世界の平和を願い、自然との調和を祈ることで、こうした状況が少しでも良い方向に向かい、より良い地球に生まれ変わっていくための一助になれたら・・・。
 私たち五人はこうした想いを共有しながら、遥かエジプトの地へと向かいました。

 六日間のエジプト滞在中、現地ガイドのアムロにお願いしたことは「一箇所でも多くの古代遺跡で祈りを捧げたい」ということでした。
「う~ん、さすがにこのスケジュールは、ちょっと難しいね・・・」と言われながらも、けっきょく予定以上の遺跡をまわることができたのは「五千年で初めて」と現地の人たちが言うほど、ほとんど観光客がいなかったから。
 我々五人は、神様が与えてくれたこの深淵なるご配慮に感謝しながら、こうしてたくさんの古代遺跡で、愛と調和を願う祈りを捧げると共に、希望に満ちた新しい地球へと生まれ変わるための誓いを立てさせていただくことができたのです。

 1813年半分が砂に埋まった状態で発見されたアブシンベル神殿は、アスワン・ハイ・ダムの建設に伴い水没の危機にさらされましたが、ユネスコの協力で移転・保存され、現在にその貴重な姿を遺している世界遺産です。
 歴代のファラオ(王)の中でも、絶大な権力を誇っていたとされるラムセス二世(在位紀元前1279~1212年)。自らと第一王妃ネフェルタリの神殿として建設したこの大神殿は、建築王とも呼ばれたファラオの最大傑作と云われています。
 神殿の一番奥に在る至聖所で、私たちは祈りを捧げることができました。
 青色や緑色の透きとおった光が胸のあたりにスーッと差し込んできます。
 巨大な神殿に響き渡るように、声なき声が語りかけてきます。
「エジプト文明は、もともと高次元の宇宙存在(神々)が関わって人類と共に創造したものである。愛と調和のエネルギーに満ちていた時代が、いつの間にか忘れ去られ「権力や支配」といったエゴの感情が渦巻く時代となってしまった。ここルクソールは、そうした雛形が生まれた場所の一つである。」 
 今回の「祈りの旅」は、この想念帯の「ゆがみ」をリセットして、かつての地球がそうだったように「愛と調和」に満ちた原初のエネルギーに繋げること(元還り)、そして希望にあふれた新しい地球へ生まれ変わるための誓いを立てることが目的です。
 祈りを通して、至聖所に流れ込む聖なるエネルギーと一体になった我々は、全員が内なる波動の高まりを感じていました。
 こうして一つ一つの遺跡で祈りを終えるたびに、魂から湧き上がる歓喜のバイブレーションがどんどん高まっていくのがわかります。

 母なるナイル川でも祈りを捧げました。
エジプト文明を育んだ恵みの水は、自然界と人間の調和がなされていない現在の状態を、とても深い愛情で見守ってくれているようでした。

「そもそも地球も自然も人間の為にあるわけではなく、山も、川も、森も、岩も、宇宙や地球のバランスを保つ為に、それぞれの意味や役割をもってその場所にあります。
 この地球上でそのバランスに意思をもって変化を加える事ができる唯一の存在が人間です。地球や自然の力が弱まれば、その上で生かされている人間も弱まるのですから、これからは「いかにして地球と人間が共生していく事ができるか?」という観点でもって未来を創っていく事がたいせつです。」(シゲちゃんのブログより)

 魂友のシゲちゃんは、自然界と人間界が繋がりを保つためにも「祈り」はとてもたいせつだと言います。人間が自分たちの都合で自然界とのバランスを崩してしまったとしても、たくさんの人たちが自然界への祈りを捧げることによって、そのエネルギーは安定へと向かうことができるからです。
 母なるナイル川から感じられた、とても深い愛の波動は、現在のような自然環境の荒廃を招いてしまった私たち人間にも、まだまだ希望の光を見出してくれていることの現れのように思えてなりません。
 
 ギザにある三大ピラミッドは、古代の世界七不思議で唯一形が遺っているとても貴重な建造物です。中でもクフ王のピラミッドは、平均2.5トンの石灰岩が210段に亘って230万個も積み重なっており、現在でも世界最大の石造建築と云われています。
 このピラミッドで祈りを捧げることは、当初から最も大きな目的の1つでした。
 ピラミッドはもともと宇宙からのエネルギーとの交流がしやすい場所で、この中では様々な儀式と共に、こころとからだと魂の覚醒が行われ、想いを増幅して発信させる装置としても機能していたことを感じ取ることができます。
 おそらく建造当初は、この場所から人類の想いが地球や宇宙創造のこころと繋がっていたのではないでしょうか。
 歴史のどこかでゆがんでしまったエジプト文明原初の記憶。それが、現在地球のあちらこちらで起きている様々な不安要素と大きく関係しているのではないか?
 愛と調和に満ちた地球原初のエネルギーと繋がり祈ることで、希望に満ちた新しい地球へと生まれ変わるための一助になれたなら・・・。
 宇宙の根源と繋がっているようなこの場所で、私たちは祈りを捧げ始めました

 クフ王のピラミッドにある「王の間」で、私たちは五角形の配置をとりました。
 目を閉じてどのくらいの時間が経ったでしょう。最初はぼんやりとしていたビジョンが、だんだんはっきりとしてきました。
 天空から降りてきた光が我々五人に注がれ、それぞれの魂がまるで星のように輝きを増していきます。そして、どんどん大きくなったその星々は、大きな五芒星の形となり、そのままピラミッドの地下深くにストーン!と落ちていったのです。それはまるで、大きな五角形の鍵穴に、星型の鍵を差し込んだようでした。この時、魂友の一人は、六角形に五角形が重なり正八面体がグルグルとまわりだす「天空の城ラピュタ」のようなビジョンを観ていたそうです。
 
 天賦の声を持つ魂友の一人が素晴らしい歌を捧げた後は、皆がそれぞれのスタイルでしばしの瞑想に浸りました。クリスタルの使い方を熟知した魂友が皆の前に配置してくれた水晶は、その間もキラキラと輝きを増していきます。

 王の間に在る石棺に触れながら、一人一人が祈り、誓いを立てました。
「すべての存在が、愛と調和に満ちた世界で共存共栄できる、希望に満ちあふれた地球。私たちは、そのためにふさわしい想いと言葉と行いをもって、未来への道を歩んでいきます。」

 ピラミッドに入ってから、氣づけば1時間以上が経過していました。
 その間、人の出入りはいっさい無し。ここでも私たちは「祈りと誓い」の時間を与えていただいたのでした。
 
 名立たる世界遺産のすべてが貸し切り状態だった今回の旅をあらためて振り返ってみると、時、場所、人のすべてにおいて完璧な仕組みの中でおこなわれたことに氣づかされます。そしてそれは、祈りと誓いを通しての「愛、調和、感謝、希望」という想いが、宇宙創造の心に適っていたことの現れ、証だったのではないかと思うのです。
 私たちは、日常の生活においてさまざまなことを想い、話し、行動しています。
 この「想い」や「言葉」「行動」を、少しでも「愛、調和、感謝、希望」という宇宙創造のこころに近づけていくことが、私たちにできるもっとも身近な祈りであり、誓いなのではないか・・・。そんなたいせつな氣づきを与えていただいた貴重な旅となりました。
 
 政情不安が著しい状況の中で、自らの魂の声に疑うことなく身を委ね、敬虔な祈りと誓いの時をご一緒させていただいた魂友たち。そして、この旅を温かく見守ってくれた家族とスタッフにあらためて感謝します。
 どうもありがとうございました。
 


 
 じつは、今回の壮大な旅には、まだまだ続きがあります。
 紙面スペースの都合で紹介しきれなかった「事実は小説より奇なり」を地でいくエピソードの数々は、後日ブログなどで順次公開していく予定です。

鳴海周平オフィシャルサイト
http://narumi-shuhei.com/index.html

シゲちゃんのブログ「エジプト宇宙神事」編
http://blog.asanoshigeto.com/

レイちゃんのブログ「レイラインブログ」
http://raylines.blog123.fc2.com/blog-entry-149.html

 上記ブログも併せてぜひご覧ください。


 

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