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Vol.120 04月 健康と長寿のルール【沖縄県】


 健康で長生きする人が数多く集まっている「ブルーゾーン」という特異な地域があります。
「ナショナルジオグラフィック」誌の記者が、詳細な調査の結果絞り込んだ、世界で4カ所のブルーゾーンから「健康と長寿のルール」を
探ってみたいと思います。
 

ブルーゾーン

 「もし長生きの知恵が、知識や体験の積み重ねによって作られるものならば、長寿者は誰よりも豊かな知識を持ち合わせていると言える。」
 ナショナルジオグラフィック誌の記者・ダン・ビュイトナー氏は、こうした考えのもと、健康で長寿な人がたくさん暮らしている地域を
世界中探しまわり、健康・長寿者の割合が群を抜いて多かった4カ所の地域を「ブルーゾーン」と名付けました。
 前回のイタリア・サルディーニャ島に続き、今回は日本の沖縄における健康・長寿の習慣を紹介します。

日本の沖縄

 温暖な気候と白砂のビーチ。3月にはもう「海開き」と言いますから、北海道に住む私たちにとって、沖縄はまさに夢のような所ですね。
 その昔、中国の文献で「不死の国」とも表現されていた長寿地域・沖縄県は、現在もブルーゾーンのひとつとして健康的なライフスタイルのお手本となっています。
 ここ数年、長寿ランキングでは大きく順位を落としていますが、これはおそらくファストフード店の急激な増加などによって、伝統的な食生活が激減した影響ではないかと思われます。
 65歳時点での平均余命はいまだにトップクラスであることから、食生活が変化する前の「昔ながらの伝統食」に、健康・長寿の秘訣があるようです。
 では、これから一緒に「ブルーゾーン」の健康・長寿者に、ライフスタイルを学んでまいりましょう!!
  

沖縄の伝統的なライフスタイル

 
■食事
 植物性食品を主体にした食生活で、チャンプルー(野菜の炒めもの)やサツマイモ、豆腐など、栄養価が高くて、カロリーの低い食品がよく食べられています。
 また豆腐や味噌、納豆などの大豆製品、ゴーヤ、ヨモギ、生姜、ウコンなどの薬効食材もよく食卓にあがります。豚肉のような動物性食品は、めったにないお祭りの時などにしか食べないようです。
 食事量は少なめで、食べる前には「腹八分目」と唱えてから食べます。 

■運動
 自分の畑で農産物を育てている場合が多いので、身体のあらゆる部分を動かす農作業が日課になっているようです。
 家の中でもこまめに動き回り、お祈りの習慣などでも立ったり座ったりする動作が多いことから、足腰がとても丈夫です。
 外をよく歩くので、日光から若さを保つ「ビタミンD」を生成していることも指摘されています。
 
■価値観
 長寿者は、その豊富な経験から若い人たちにアドバイスを与える役割を担っています。尊敬され、必要とされている、という認識が、気力と体力をいつまでも若々しく保ってくれるのでしょう。
 近所付き合いもよく、古くからの友人らと談笑を楽しむ姿があちこちで見られます。
 こうした人とのつながりが、健康・長寿の源泉のようです。

日本の沖縄県における「健康と長寿のルール」

 ①大豆製品や自家製の野菜など、植物性の食品が主体

 ②農作業などで、よく身体を動かす

 ③毎日外に出て、日光を浴びる機会が多い

 ④近所付き合いが多く、よく人と話をする

 ⑤必要とされている、という生きがいを持つ

 前回紹介したイタリア・サルディーニャ島の長寿者と同じく、食べ物や運動といった「生活習慣」と、価値観などによる「心の持ち方」が、健康で長寿な人生に大きく影響していることがわかりますね。
 毎日の生活に「健康と長寿のルール」をぜひお役立てください。
 

参考文献 「ブルーゾーン」 ダン・ビュイトナー 著 (ディスカヴァー)

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