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Vol.045 01月 カロリー計算はあてになる?


皆さん、毎日美味しくご飯を食べていますか?
「快食・快眠・快便」は、私たちが健康で快適な生活をおくるための大切な要件です。
今月も前回に引き続き「快食のコツ」をお話したいと思います。

カロリー計算はあてになる?

 皆さん、カロリーってどうやって計算しているか知ってます?

料理の本や栄養指導などでよく使われている数値ですが、実はこれ「水1リットルを1度上昇させるのに必要な熱量」なんです。

 この数値は、実験室で画一的に行なわれているので、体質や年齢差などは考慮されていません。ましてや私たち人間は、個人によって消化吸収能力や運動量、その時の精神状態などがまったく異なります。

 そういった意味で、カロリー計算は絶対的な判断基準とはいえません。あくまでも、ひとつの目安として活用していただく、というのが良いのではないでしょうか。

酸性食品とアルカリ性食品

 酸性とアルカリ性、ということもよく聞く言葉ですね。この目安は「食品を燃やして灰にした時、灰の中に残っているミネラルの割合はどうか?」ということが基準になります。

 「リン、イオウ、塩素」が多いと酸性食品(穀類や肉類、卵、乳製品などです)、「ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム」が多いとアルカリ性食品(野菜、芋類、果物、コーヒー、海藻などです)ということになります。

 ですから、カロリー計算と同様に、この「酸性食品とアルカリ性食品」という考え方も、あくまでもその食品の傾向を指しているだけ、というふうに捉えておくとよいでしょう。

肉食と草食

 私たち人間は肉食でしょうか?草食でしょうか?

 ベジタリアン(菜食主義)は肉類を食べませんが、ほとんどの方はふだん肉類も口にしていると思います。

 私たちの身体の創りは、どちらかというと草食系として出来ているようです。歯の数は、全体の8割以上を臼歯(穀類をすりつぶす歯)と切歯(野菜を切る歯)を占めていますし、爪の形も肉食動物のような獲物を獲るためのカギ爪ではありません。自然の摂理で考えると、肉や魚を食べる割合は、どうやら2割以下でよいようです。

 特に最近の食肉事情は、コストの関係で「いかに少ないエサで、いかに早く太らせて、いかに早く出荷するか?」ということに重点がおかれているようで、高タンパク高エネルギーの配合飼料を与えて、動けないほど密にして(放し飼いにして運動させると肉がつかないので)という方法で飼っているそうです。その結果、屠殺(とさつ)場での食肉検査では、牛の76.3%、豚の66.2%が、廃棄処分されるという不自然な状態になっています。(平成14年の家畜衛生統計)

 自然の摂理にあった食の基本を、改めて考えてみる必要がありそうです。

 自然の摂理に従った生活を心がける事は、その基本となる「食」において、特に重要だと思います。

 「食べ物を消化する」の「消化」とは「消して化ける」と書きます。食べ物が元の姿形を変えて(化けて)私たちの細胞組織になっていくわけですね。そんな凄い働きをしている身体は、自然治癒力という、これまた凄い名医を内在させています。

 「楽しく、感謝して食べ物をいただく」という基本的な気持ちが、頂くすべての食べ物を、私たちの健康にとって良い栄養素に「消化」してくれるのではないか、と思います。

自然から頂く恵みを、私たち自身も自然体そのままの気持ちで頂く、という基本に立ち返る事で、心身の健康は自ずと実現されることでしょう。

参考文献  幕内秀夫 著 「体によい食事 ダメな食事」(三笠書房)

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