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Vol.038 06月 あなたの顔色は何色ですか?


 私たちはふだん「顔色が良い」「顔色が悪い」という言い方をよくします。
 顔は色だけではなく、皮膚の状態や目の輝きにも、その時の健康状態を映し出します。今回は「顔を見るとわかる健康状態」というテーマでお話します。

あなたの顔色は何色?

 自分の顔色というのは、あまり意識しない人が多いものです。でも、周りの人に聴いてみると、結構見ているものなんですね。きっとすぐに何色か教えてくれると思います。

 例えば、お酒を飲んだり照れている時以外の状態で、赤っぽい顔色の人は心臓や脳関係、寒かったり、害的な要因以外で青っぽい人は肝臓関係、黄色っぽい人は消化器系、白っぽい人は呼吸器系、黒っぽい人は泌尿器や生殖器関係が、それぞれ弱っている場合が多いと言われています。

 ただし、未病といわれる段階(症状がまだ出ていない状態)から、こうした顔色の変化が出てくるため、実際の検査結果には表われにいくい場合も多いのですが、やはり弱っていることは確かだと思われます。

顔色を見て、特にその箇所に気をつけた生活習慣の参考にしていただきたいと思います。

どうして顔の状態で身体の内部がわかるのか?

 この「顔での心身状態判断法」、実は東洋医学の診断方法のひとつなんです。東洋医学には次の4つの診察方法(四診)があります。

1、 望診・・・顔や皮膚、舌、姿勢、体格、仕草などを観察する
2、 聞診・・・声や呼吸器の音、せきの具合を聞く
3、 問診・・・病状、病歴、仕事や生活リズムなどを質問する
4、 切診・・・脈拍を計ったり、むくみを押したり、患部に触れる

 もうおわかりですね。「顔の状態を見て身体の内側を知る」というのは、東洋医学において何千年も伝えられてきた診察方法のひとつ「望診(ぼうしん)」だったというわけです。

 もともと東洋医学は、人間をまるごとひとつの生命体だと捉えるところから始まっています。ですから、すべての器官や働きはつながっている、という考え方から、もっとも判断しやすい「顔」という箇所で判断をしてきたんですね。

 また、人間も自然の一部であるという考え方から、自然界を形成する5つの要素「木・火・土・金・水」に身体の各器官をつなげて考えてきました。

 自然界の5つの要素と五臓と六腑(内臓諸器官)との関係は、次のように伝えられています。

木・・・肝・・・胆
火・・・心・・・小腸
土・・・脾・・・胃
金・・・肺・・・大腸
水・・・腎・・・膀胱

 そしてそれぞれの関係は、自然界の中で活かしあう関係のままに並べられています。

「木は燃やすことで火を生じ、火は灰(土)を生じ、土は鉱物(金)を生じ、金は水を生じ、水は木を生じる」(相乗関係)

 また、ひとつおいた関係は、お互い抑えあう関係として捉えられます。

「木は土から栄養を摂り、火は金属を溶かし、土は水を吸収し、金属の斧は木を切り、水は火を消す」
 という関係です。

 こうした考え方は「陰陽五行説」と言って、何千年も昔から東洋哲学の基本として伝えられてきました。

 この「陰陽五行説」に基づいて「望診」すると顔色によって、身体の中の様子がわかってしまうんですね。

顔の色・・・肝→青、心→赤、胃腸→黄、肺→白、腎→黒
顔の諸症状・・・肝→目、心→顔全体、胃腸→口、肺→鼻、腎→歯、髪

 ふだんから簡単にチェック出来るこの方法は、長い歴史に裏打ちされた診断方法だったということです。

 鏡の前での健康チェック、是非行なって見てくださいね。

参考文献 猪越恭也・著 「顔を見れば病気がわかる」

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