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【vol.41】星澤先生のクッキングれしぴ「食は夢のかけ橋」第5回



●材料3〜4人分
鹿細切れ肉(又は牛肉)・・・150g
玉ねぎ・・・1個
じゃがいも・・・2個
金時豆の水煮・・・200g
にんにく・・・2片
サラダ油・・・大さじ2杯
枝豆・・・お好みで
とうもろこし(生or缶)・・・お好みで
トマト水煮缶・・・1缶
豆の煮汁
パプリカ粉・・・大さじ3杯
ウスターソース・・・大さじ2杯
塩・・・小さじ1・1/2
コショウ・・・少々

1・鹿肉(又は牛肉)は細かく切り、玉ねぎとにんにくは粗みじん切りにします。じゃがいもは1cm角にします。
2・サラダ油を熱した鍋で玉ねぎとにんにくを炒めて蒸し煮します。しんなりしたら鹿肉(又は牛肉)を入れて炒めます。
3・火が通ったらトマト缶、金時豆を加えます。
4・油がなじんだら、水、調味料、じゃがいもを加えとろみがつくまでゆっくり煮込みます。
5・枝豆、とうもろこしをお好みでトッピングします。


コラム・初海外まじめ旅・アメリカ

 小さい頃、雲にのりたくてしかたがありませんでした。水蒸気の塊だと教えられてもそこから眺める地上はどんなにか楽しいだろうと想像は尽きず、ついには自分自身操作して空を飛ぶことの出来る椅子のような乗り物が作れないか、とまで考えた夢見る少女時代を過ごしました。

 母からは♪あの山の向こうの知らない街へ~♪という歌を聞かされ未知の世界への憧れを強くして大きくなり、映画でその夢を膨らませていた青春時代、料理家への夢を繋ぐべく料理学校の助手時代に世界への扉が開かれたのでした。
ある活動を通してアメリカ人の留学生に出会いました。意気投合し活動を続けているうちに北アメリカ大陸一周の旅の誘いを受けたのでした。随分と迷い相談もしましたが、大きな困難より未知の世界へのあこがれが優先し決断します。勤務していた料理学校から休みを頂いて出かけました。

 東京までは旅費節約のために青函連絡船に乗り、羽田からロスアンゼルスまでの国際便が初めての空の旅になったのです。憧れの雲の上の素晴らしかったこと。どれだけ見ていても飽きることがないのは、今世界を旅するようになっても変わることはありません。

 英語も話せず理解も出来ず、ロスに到着後深夜便でサンフランシスコで仲間と合流、3人のアメリカ人と2人の日本人との車の旅が始まりました。

 サンフランシスコから北上、カナダの国境近くを横断して五大湖を経てニューヨークに当着。そこから東海岸をアトランタまで下り、そこからセントルイスを経てポートランドまで斜めに横断。ロスまで下り2週間を過ごしてハワイで10日。合計2か月近くのアメリカ旅は身を慎み、大いなる見聞を深めた感動の旅でした。

 そこで本題の、何が美味しかったか・・。それは、今でも好物の一つになっている「チリビーンズ」です。
1970年代のアメリカドラマ「刑事コジャック」が良く食べていた豆のスープなんですが、豆やダイスに切った野菜が辛いトマト味になっていて、これひとつで栄養満点。西部時代から食べられているようで、ドライブインやカフェで食べることが出来ました。

身近な食材で栄養バランスが良く、背広の裏地が派手で難問を解決するシャープな刑事役のテリー・サバラスにぴったり!と感じたものでした。

 もうひとつ忘れられない味が「ブラウンポテト」。ジャガイモを千切りつき器でついて油をしいたフライパンで薄く焦げ色が付くまで焼くだけのもので、料理の付け合わせによく付いていました。

 旅行中メンバーの知人や親せきのお家にお邪魔をさせて頂くことがあり、お料理を作る機会もあったのですが、包丁ではなく、果物ナイフのような細長いもので、まな板もありません。最高のおもてなしは庭のバーべキューコンロで焼く「チキンの丸焼き」。手作りの煮ものなんて見たことがありませんでした。それでも台所や食器は立派で・・。お金のある国なんだなーと、しみじみ感じたものでした。


プロフィール・星澤クッキングスタジオ 代表取締役 星澤幸子

料理研究家・北海道富良野町生まれ。

札幌テレビ「どさんこワイド」の「奥様ここでもう一品」に出演して20年、毎日生出演して北海道の素材にこだわった簡単な料理を紹介。その数5000品を超える。

料理の内容とキャスターとのやり取りの面白さが幅広い層に人気。

日本テレビNG集では毎回「星澤幸子先生編」として全国に紹介され、日本テレビ「鉄腕ダッシュ」ではTOKIOの長瀬智也さんとの共演を果たすなど全国にも活動の幅を広げる。

宇宙食開発も手がけ、2007年6月1日付で小惑星に星澤幸子の名が「Hoshizawa」として国際天文学連合に登録となる。

料理コーナーへの出演回数は現在もギネス記録を更新中。

2009年11月3日「東久邇宮文化褒賞」受賞。

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