Vol.168 4月 呼吸に合わせて、両手の指でヨガをすると、痛みや不快が和らぐ
たったの1分で、誰もが健康になれる!
しかも、とても簡単で、よく効く「1分間でできる健康法」を紹介します。
今月の1分間健康法
呼吸に合わせて、両手の指でヨガをすると、痛みや不快が和らぐ
〈主な効果〉
痛みや不快が緩和される 脳が活性化する
血流が良くなり、内臓が元氣になる
〈特にこんな人へオススメ〉
痛みや不快を感じる箇所がある 首や肩のこり
毎日グッスリ眠りたい 冷え性 偏頭痛 腰痛
「手」は全身の縮図?
よく「手は全身の縮図」といわれます。
からだ中の器官につながる1万7千本もの末梢神経や経絡(ツボ)が手に集まっているからです。
龍村ヨガ研究所所長の龍村修さんが考案した「指ヨガ呼吸法」は、呼吸に合わせて指や手のひらを押したり反らしたりする方法で、末梢神経やツボに刺激を与えて、からだの痛みや不快感を軽減させてくれます。
場所もとらず、座ったままできるので、講演会の時など参加者の方々に試してもらうことが多いのですが、「今まで痛くて上がらなかった肩が上がった」「長年の腰痛がとても軽くなった」といった即効性があるので、みなさん一様に驚かれます。
ほんの数十秒、指をつまんだり、ねじったり、引っぱったりするだけで、からだが驚くほどラクになるのです。
この健康法は、もともと韓国の柳泰佑博士が創案した「高麗手指鍼」という治療法の考え方がベースになっているそうです。
人が四つん這いになって、両手両足を広げた姿勢を両手の指が床についている状態にみなしています。
この考え方をベースにして考案された龍村さんオリジナルの相関図は、人が両手両足を広げて前後から見た姿勢を、手のひらと手の甲に相関させています。
両手の指が、それぞれ頭、両手両足に相応し、不調を感じる箇所に該当する指にアプローチすると改善が期待できる、というわけです。
実践!!1分間「指ヨガ」健康法
本当は両手すべての指でおこなうとよいのですがどちらか片方の中指だけでも効果は十分実感できます。
指を押したり、反らしたりする時には息を吐く。
呼吸に合わせておこなうと、効果がよりアップしますよ。
① 中指の第一関節をつまんで、左右に20回ほどねじります。
② 同様に第2関節も、左右に20回ほどねじります。
③ 指先をつまんで、付け根を起点に、ゆっくり左右10回程度まわします。
④ 背の部分を付け根から指先まで10往復ほどこすります。
⑤根元をつまんで、先の方へ1〜2回ひっぱります。
最後は引き抜くようにパッと離します。
⑥関節を曲げて内側へ折り曲げます。
⑦手のひらを上に向けて、手首ごと3回ほど反らせます。
⑧中指だけを第2関節で曲げて内側へ。両手を合わせて、左右から力を入れます。
中指先は下へ向かいます。
⑨今度は逆に、中指だけを伸ばして両手を合わせ、左右から力を入れます。
参考文献
「医者いらずになる 1分間健康法」帯津良一・鳴海周平著(ワニ・プラス)
健幸エッセイスト 鳴海周平の本
「こころとからだの健幸タイム」10年間の集大成。毎日の生活でできるカンタンな健康法が満載です。
『健康の基本~心と体を健康にするカンタン習慣63』
(1,400円+税)発行:ワニ・プラス
鳴海周平著・帯津良一監修
「健康長寿を実現する「食」の秘訣がわかります。こころとからだに効くやさしいレシピつき!!
『あなたに贈る食の玉手箱』
(1,400円+税)発行:ワニ・プラス
星澤幸子・鳴海周平著
いつでもどこでも1分間でできる選りすぐりの健康法が満載。全17項目イラストつき!!!!
『医者いらずになる「1分間健康法」』
(830円+税)発行:ワニ・プラス
帯津良一・鳴海周平著
「食のとらわれ」から自由になる、日本一ゆる~い「小食・不食」への誘い本です。!!
『[少食・不食・快食]の時代へ「食のとらわれ」から自由になる方法』
(830円+税)発行:ワニ・プラス
はせくらみゆき・鳴海周平著