【vol.34】ときめきの富士|吉兆・赤富士 ~盛夏の朝5時 滝沢林道~
前夜の雨が活火山の赤土に染み込んだ。夏なのに冷え込んだ朝、赤に近い光は波長が長いから山肌に届いた。
太陽と富士山の間に遮る雲は無し!たった6秒だけ深紅の色になった。斜めの光は山小屋の前に出た登山者のフラッシュだ。みんな御来光を拝んでいる。それを中腹から私が撮っている劇的な一瞬になった。イメージを高めて8年目、遂に出逢う事が出来た。かの北斎もこれを観たか。
赤富士は古来から縁起が善いとされ、絵にも描かれ人々の心をかき立てて、奇跡を呼び起こしてきました。現実に様々な事が好転したという経験を持つ人が多いのです。
勿論富士山は何もしてくれません。そこに在るのみです。けれど平安時代の昔から『神山』と呼ばれて来たのにはちゃんと訳があります。大好きな富士山、志を高める大きな存在、勇気をくれる対象、ほっとする安らぎ、富士山がそばに有ると心のレベルが良くなって、物事を前向きに受け入れられる様になるそうです。
それが一人一人が生む奇跡に繋がります。「良くなる」事を揺るぎなく確信する事、生かされている事への感謝の気持こそ大切です。今の環境は自らの招き、だからその先の世界も明確にイメージして行動する事で、良い方向に変わって行きます。
ロッキー田中さんの「ときめきの富士」ご紹介にあたって
富士山の呼ぶ声を聞いて、誰も見たことのない「ときめきの富士」を世の中に紹介し続けているロッキー田中さん。
ぶんぶん通信27号の対談コーナーにご出演頂いたご縁から、その素晴らしい作品の数々をこの誌面でご紹介頂ける運びとなりました。
多くの雑誌で「幸福を呼ぶ富士山」として紹介されているロッキー田中さんの「ときめきの富士」。誌面から溢れる「癒しの波動」を、心身の健康にお役立て頂けましたら幸いです。
プロフィール・写真家 ロッキー田中
誰も見た事のない「ときめきの富士」を生涯に99作世に出すオンリーワンの写真家。
離れた東京で富士山・空・雲・光の表情を読み、山が呼んでくれたら逢いに行く。
作品は浮世絵の様な構図、色、究極の美に満ち富士山のメッセージが写っているとされる。『現代の北斎』とも称され、平成15年に文部科学大臣賞受賞。富士写真家連盟特別顧問・講師。NPO富士山を世界遺産にする国民会議223フェロー。
人々との喜びの共感を生き甲斐とし、サロンには全国から訪れる人が絶えない。