Vol.220 8月 「先ずは、出す」健幸法
「先ずは、出す」健幸法
なぜ、「出入り口」っていうの?
出たり、入ったりする場所を、なぜ「出入り口」って言うんでしょうか。
それは、たぶん「入り出口」だと、なんかおかしいから(笑)
…じゃあ、なぜ、おかしく感じるんでしょう?
これは、先人が「自然界の法則(摂理)を知っていて呼び方を決めたから」と考えると、いちばん納得がいくのであります。
例えば、赤ちゃんは生まれてくると、母乳を「飲む」前に、胎便を「排泄」します。そして、亡くなるときには「死に水をとる」というように、少量の水を「飲んで」から旅立ちます。
この世に出てくるときも「オギャー」と「息を吐いて」生まれてきて、亡くなるときは「息をひきとる」と言いますね。(実際に、最後に息を吸ってあの世へ旅立つそうです)
「呼吸」という字も、「吸う」ほうが後にきているのは、きっと同じ理由からでしょう。
つまり、「人の一生のリズム」は、「出す」ことから始まっているんですね。
人は自然界の一部なので、こうした「人の一生のリズム」は、そのまま「自然界の法則」にも当てはまります。先人はそうした「人の一生のリズム=自然界の法則」を、そのまま言葉にしたのではないかと思うのです。
与え好きな人が「健幸」な理由
健康長寿で、生活も豊かで、人間関係にも恵まれているような人に「与え好き」が多いのは、「与える」ことが「先ずは出す」という「自然界の摂理」に適っているからなのだと思います。
こうした「先ずは出す」という循環は、身近なところから簡単につくることができます。
① ゆっくりと、深く息を吐く ~ 身体面からのアプローチ
② 自分から挨拶をする ~ 言葉からのアプローチ
③ 身近な誰かに喜んでもらう ~ 意識面からのアプローチ
ここ数年、僕が心がけている「③身近な誰かに喜んでもらう」ことでの「出す」行動は「タクシーに乗ったらお釣りをもらわない」ということ。
惜しげなく渡せるように、いつも五百円玉は欠かせないのですが、(千円札だと、すごくお釣りが多くなることあるんだよね…って、考えているうちはまだまだなんだけど笑)運転手さんも、とっても喜んでくれるし、なんと言っても「出す」ことで、氣持ちのよい「エネルギーの循環」を感じることができるんです。
「金は天下のまわりもの」と云われるように、お金もエネルギーなので、「先ずは、出すこと」で、自然界の摂理に適った健幸循環を、とてもわかりやすく感じられるんですね。
身近な人に「出す」行動を通じて喜んでもらうことで「自然の摂理に適った健幸循環」を実感できますよ。