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Vol.213 1月 神様が好きな人って、どんな人?



神様が好きな人って、どんな人?

ダシが出る条件

 宇宙の法則などを研究していた小林正観さんの正観塾で師範代を務める高島亮さん。
 高島亮さんが、どれだけ凄い人なのかが、わかるエピソードがあります。
 とある講演会で、講師の方が「海の中には昆布が揺れていますね。でも、なんで海にダシが出ないか、わかりますか?」と、質問をしました。
 そこで、亮さんがひと言。
「海がしょっぱいのって、昆布からダシが出てるからじゃなかったんですか?知らなかった…」
 …ね、凄い人でしょ?(笑)
 ちなみに、その講師さんは「ダシが出るためには、条件があります」ということをお話したかったようです。
「昆布・鰹節・しいたけ」という「ダシ代表3点セット」の共通項はなにか?
 ここで、亮さんと僕の共通の友人である作家のひすいこたろうさんは「わかった!全部、オレの好物です!」と答えたそうです。…この人も、凄い人だ(笑)
 で、けっきょく講師の先生が言いたかったのは「3つとも、からっからに干からびた過程がある」ということ。
 だから「からっからに干からびた経験を持っている人ほど味がでる。もし今、辛い想いをしているのなら、それは、より良い『ダシ』を出すために熟成しているんだ!と思えばいい」
 亮さんとひすいさんの、想像を上まわる回答にかすんでしまいましたが(笑)これは名言だと思います。

面白くて、楽しい人

 そんな高島亮さんが2013年に伊勢神宮へ行った時のこと。神宮の神職さんからこんな質問をされたそうです。
「神様って、どんな人が好きだと思いますか?」
(うーん…思いやりのある人?やさしい人?親切な人?一生懸命な人?さて、なんと答えようか…)
 と、考えていた時、神職さんから返ってきたのは、「神様は、面白くて楽しい人が好きなんですよ」 という答えでした。
「これは、私が勝手に言ってるんじゃなくて、平安時代の文献にそう書いてあるんです。
 その昔、スサノオノミコトの乱暴なおこないに心を痛めた天照大御神は『岩戸』に閉じこもって隠れてしまいました。太陽の神様である天照大御神が隠れてしまうと世界は闇に閉ざされてしまいますから、困った八百万の神々はなんとかして、天照大御神に岩戸から出てきてもらおうと対策を練ります。
 そこで、知恵袋である思金神は岩戸の前で宴会を開き、その様子が氣になって天照大御神が外を覗いた瞬間に手を掴んで引っ張り出す、という案を考えました。
 神々のチームワークで、作戦は見事成功!!
 天照大御神が岩戸から姿を現したとき『八百万の神々すべての顔が白く(はっきり)輝いて見えた』つまり『顔(面)が白く見えた』ことが『面白い』の語源です。
 だから、神様たちは『面白いこと』が好きなんです。
 さらに、このとき天照大御神が岩戸から出てきたことをたいへん喜んだ神様たちが『手(た)を伸ばし(のし)て』喜び、手をつないで踊ったことが楽しい』の語源です。
 だから、神様たちは『楽しいこと』も大好き。
『神様は、面白くて、楽しい人が好き』というのは、そういうことなんです」

「面白い」も「楽しい」も、天照大御神が岩戸から出てきて「世界が明るく照らされた喜び」から始まった言葉のエネルギー(言霊)だったんですね。
 だとしたら、前出のように辛い時でも「今、いい『ダシ』を出すために熟成中!」って、考えられる人は、きっと神様が大好きなタイプでしょう。

「どうしたら、なんでも『面白い』って思えるんでしょうか?」というご質問には、このようにお答えしています。

「全身が、真っ白の犬とか見たらいいですよ」

 お後がよろしいようで。

 
 

参考
アメブロ 鳴海周平の「こころとからだの健幸タイム」

 

 

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