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Vol.163 11月 迷ったらからだに聴いてみよう


「食」という字は、人に良いと書きます。
つまり、こころとからだが喜ぶ食べものが、本当の「食」。
今回も、そんな観点から「食」の概念をひも解いていきたいと思います。

迷ったらからだに聴いてみる

 明から清の時代にかけて活躍した劇作家・李笠翁は「好けるものは薬にあるべし」という言葉を遺しています。
 好きなものはその人のからだが欲しているのだから何より良い薬だ、という意味でしょう。
 このコーナーで何度もご登場いただいている『養生訓』の著者・貝原益軒さんの「好きなものはクスリなのだから、好きなものを食べたらよい」という言葉も、この記に由来していると言われています。
「美味しいと感じるものは、からだにいい」というこの考え。基本的に私は大賛成なのですが、「但し」という条件がつきます。
 と言うのは、「美味しい」という感覚を惑わせるいくつかの要因が存在するからです。

•思い込み 
 テレビや雑誌などから得た情報で、頭でっかちになっている状態。
「からだにいい=美味しい」ということを頭で理解し、知識で判断してしまいがちです。

•惰性的な習慣
 長年続けてきた食習慣(例えば、朝の恒例メニューや食後のデザートなど)が癖となり、何よりも優先されてしまっている状態です。
 
•幼少時の体験
 主に食べものに関連することで、子どもの頃に満たされなかった想いがあり、その食材や味覚に強いこだわりを持っている場合。

こうした要因から、からだの声が聴こえにくくなっている場合があるのです。

感覚を惑わす要因から影響を受けない方法

 でも、大丈夫!影響を受けない秘訣があるのです。それは、「よく噛んで、よく味わう」こと。
 食材そのものが持っている味をしっかり感じられるようになると、からだが喜んでいるかどうかがわかります。
 添加物の入った食材を美味しいと感じていた人も、よく噛んで味わうと、後味がまったく違うことに氣づくでしょう。

 味は調理の方法や器具によっても変化します。
 電子レンジやIH調理器は、食材に含まれる水分子をマイクロ波によって激しく振動させたり、大量の電磁波を発生させたりする加熱方法です。これらは自然の摂理から遠く離れているためか、私は味や食感に違和感を覚えることがあります。
 炭で焼いたり、土鍋や鉄鍋などの自然素材を使って加熱した食材が美味しいのは、、自然の摂理に近い方が、からだにやさしいからでしょう。
 自らにとって何がどういった状態で必要なのか、からだはちゃんと知っているのです。
 お釈迦様が、亡くなる直前に遺したと言われる言葉があります。 

「自帰依自灯明、法帰依法灯明」

「自分を信じて、自分自身を灯りとしなさい。それは、真理(自然の摂理・宇宙の法則)を信じて、真理を灯りとすることと同じである」という意味として私は捉えています。
「美味しいと感じるものは、からだにいい」。
 自然の摂理に適った生活の中で、こころとからだの声にしっかりと耳を傾けたいものですね。

参考文献
「あなたに贈る食の玉手箱」星澤幸子・鳴海周平著(ワニ・プラス)
 

 

重版出来!!『[少食・不食・快食]の時代へ「食のとらわれ」から自由になる方法』
(830円+税)

はせくらみゆき・鳴海周平著 

日本一ゆる~い「小食・不食」への誘い本!
食べること、食べないことを「自由な選択」として捉え、こころとからだの健康
を保ちながら、いかに幸せと豊かさを得ていくかをガイドする「実践的ライフス
タイル提案書」です。ミラクルアーティスト・はせくらみゆきさんと、健幸エッセイ
スト・鳴海周平の異次元コンビによる「新しい時代の『食』への誘い」を、どうぞ
お楽しみください。

【目 次contents】
第1章 人は食べものでできている
 榎木さんの不食実験 
 不食体験̶私の場合
 地上食VS天上食
            など全14項目

第2章 飽食から小食へ
 1日3食って、本当に必要?
 小食を実践している人たち
 小食は、健康・人相・運命をも変える
                        など全16項目

第3章 心のスイッチ操縦法
 身体の声に従ってみる
 とっておきの魔法の言葉
 こころとからだが元氣になる方法
                      など全13項目

第4章 身体の声を聴いていただく「快食」ライフのすすめ
 食性に沿っていただこう
 いただきますとごちそうさま
 長寿で元氣な人は何を食べている?
                       など全9項目

第5章 食のとらわれから自由になる未来へ
 食の調えは、暮らしの調え
 プラーナライフの始まり
 私たちは皆、地球観光に来た旅人
                      など全11項目

『[少食・不食・快食]の時代へ「食のとらわれ」から自由になる方法』についての詳しい内容を見る

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