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Vol.155 3月 「腹八分目」が健康と長寿のコツ


健康で長寿な人たちの食習慣には「腹八分目」という共通点がありました。
今回は「腹八分目」のコツを紹介します。

健康・長寿を実現する「腹八分目」

 健康で長寿な人に共通する「腹八分目」という習慣があります。
 健康長寿の理想像として人氣者だったきんさんぎんさんも、茶碗七分目に装ったお粥をひと口残し、常に腹八分目をこころがけていたそうです。
 
「腹八分目で医者いらず。腹六分目で老いを忘れる。腹四分で神に近づく…」(ヨガの教義)
 
「人は食べる量の四分の一で生きている。後の四分の三は医者が食う」(エジプトの遺跡から発見された言葉)
 
 先人たちが遺した言葉からも、少食の効用がわかりますね。
 「満腹まで食べずに、空腹感がなくなったら箸を置く」ということがたいせつなのです。
 
 「良いことなのはわかってるんだけど、なかなか難しいよね…」
 その氣持ちも、よーくわかります。
 でも、そんな方も心配ご無用。
 「腹八分目」を無理なく実行できるコツを紹介しましょう。

腹八分目でも満足するコツ

 ・小さめの皿に、少なめに盛る
 様々な実験から、皿に盛りつけた量の四分の三が消費される、というデータが出ています。つまり、入れ物の大きさによって食欲も変化する、ということです。大皿からではなく、小さめの取り皿に少量ずつ盛りつけるようにしましょう。
 
・意識的にひと休みする
 ひと口ごとに箸を置いたり、必要なものを手の届く所から離したりすることで、少し時間をかけることを意識します。「満腹中枢」が満腹を感じるまでの時差を縮めることができます。
 
・野菜類から食べ始める
 血糖値が穏やかに上がるため、生活習慣病の予防にもなります。
 
・ゆっくりと、よく噛んで食べる
 よく噛むことは、栄養素の消化・吸収を高める、脳の血流がよくなる(記憶力の向上や認知症の予防)、肥満予防などの効果があります。お勧めは、ひと口につき30回以上噛むことです。
 
・氣の合う誰かと一緒に食べる
 誰かと話をしながら食べると、氣づかないうちに食事量は減少しています。
 会話を楽しんでいるうちに、満腹中枢との時差が縮まるようです。
 

1 大皿から直接ではなく、都度小さめの皿に、少なめに盛る
2 意識的にひと休みする
3 野菜類から食べ始める
4 なるべくゆっくりと、よく噛んで食べる
5 氣の合う誰かと一緒に食べる

 こうした食生活が習慣になると睡眠の質が変わり、肌もきれいになってきます。
「腹八分目」は、からだもこころも驚くほど軽くなる、健康・長寿の秘訣なのです。

参考文献
「あなたに贈る食の玉手箱」星澤幸子・鳴海周平著(ワニ・プラス)
 

 

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1.顔をこする→内臓が元氣になる
2.耳をひっぱる→心身が元氣になる
3.指でヨガをする→痛みや不快が和らぐ
4.口元をゆるめる→疲れやダルさが取れる
5.胸に手をあてる→生命力がよみがえる
6.足全体をもむ→不快な症状が和らぐ
7.足ぶみをする→血糖値が下がる
8.お腹をもむ→快便になり免疫力が上がる
9.呼吸を意識する→自律神経のバランスが調う
10.ワカメ体操→全身のバランスが調う
11.首を温める→免疫力がアップする
12.日記をつける→自律神経のバランスが調う
13.他者と触れ合う→幸せホルモンが分泌される
14.朝日を浴びる→快眠になる
15.五感を意識する→脳とからだが若返る
16.空を見上げる→「心身自動修復機能」が働きだす
17.笑う→健康長寿が実現できる

「医者いらずになる1分間健康法」についての詳しい内容を見る

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