【vol.47】はせくらみゆきの「おひさまだより」VOL.11
なにもなくて なにもかもある
山の上に ひっそりとたたずむ 古民家がある
日本の秘境と言われるその場所は 地図にも載っていない不思議な場所
そこは 雲海たなびく 桃源郷
リュックを背負って そこにいった
いっぱい乗り継いで そこにいった
かやぶき屋根の下 一夜の宿をとる
夜―数えきれないほどの星空が 迎えてくれた
天の川が 天空を ゆったりと走行している
天空のキャンバスに 流れ星が一つ また一つ
朝―茜色に染まる青空の下から 雲海がもくもく立ち上がった
一刻も止まることのない 羽根布団みたいな雲アート
中空のキャンバスに 呆然と見つめる ため息一つ
なにもないけれど なにもかもある
ただ ただ 満ち足りている
どこにいかずとも 何をせずとも
ただ あるだけで 美しい
ただ いるだけで 尊くてたまらない
きっといのちは いつもこんなふうに
私たちの中を 流れていたんだな
…ただ ただ 首を垂れる ありがとう
よかったら声に出して読んでみて、自分に聞かせてあげてくださいね。内なる子ども（インナーチャイルド）が安心の気で包まれることでしょう。
あっという間に2013年も終盤。毎年、時間のサイクルが早くなっていくように感じます。それにつれて人々の意識もどんどん変化しているようです。もっと言えば二極化しているのです。繋がりの中で分かち合いながら愛を感じて生きる生き方と、比較の中で、不安と心配の中で生きざるをえない生き方とに。もちろん、不安や心配はつきものですが、その種をどんどん膨らませて芽を出し花を咲かすのではなく、出来ることなら愛の種のほうを選択して、喜びの花を咲かせたいですね。キーワードはワクワクです。心がワクワクするものを意図的に選んで進んでいきましょうね。
プロフィール
はせくら みゆき（画家・作家・アートセラピスト）
生命の喜びをアートや文にてあらわす。現在、個展や本の執筆、絵本の挿絵等で活躍中。
2005年には全米屈指の芸術祭に入選。
主な著書に「こころにおひさま、ありがとう」（経済界）、「数霊に秘められた宇宙の叡知」（徳間書店）、「ありがとうでやせるヒーリングダイエット」（祥伝社）、「アイム・パーフェクト」（経済界）、「カルマからの卒業」（ヒカルランド）等がある。趣味は三線とフラ。
オフィシャルHP／http://www.hasekura-miyuki.com
