Vol.008 12月 「皮膚」のおはなし
冬は乾燥の季節
この時期「なんだか体がかゆいなー。」という人も多いのではないでしょうか?これは冬に空気が乾燥していることも大きな原因の一つなんです。
私たちの皮膚は水分をたくさん含み、体温を調節したり、外部からの刺激から、デリケートな内蔵などを守る働きをしています。また。皮膚の中の水分は僅かながら、常に蒸発をしていて、様々な調節もしているんです。そこで、周りの空気が乾燥するこの季節は、皮膚の中の水分が喪失する量が多くなり、乾いた状態になってしまうんですね。これがいわゆる「カサカサ肌」の状態です。
手荒れも今の時期は良くありますね。洗剤やお湯は、水だけでは落とせない汚れも落としてくれますが、同時に私たちの皮脂まで溶かしてしまいます。そうすると必要以上に水分が蒸発してしまい、手荒れの状態になってしまいます。また同じ様にお風呂などでゴシゴシ垢をこする行為もこの時期は乾燥肌の原因になることが多いですね。水仕事ではゴム手袋をはいたり、入浴時は優しく身体を洗うことを心がけましょう。
たたみ1畳分
皮膚の重さは体重の約8%。体内を覆っているので、けっこう重いんですね。
面積はだいたいたたみ1畳分ぐらいといわれています。
皮膚は、外部に触れている表皮。中間の層にあたる真皮。主に脂肪でできている皮下脂肪の3層に分類されています。
表皮は28日で新陳代謝をして、当たらし組織に生まれ変わります。皮下脂肪は外部の温度変化や衝撃から身体を守る役割をしてます。
また、火傷などで3分の1以上の皮脂をを失うと人間の生命は脅かされてしまいます。
鳥肌は寒い時や怖い時なんかに良く立ちますねよね。これは毛が立って空気の層をつくることで、寒さをしのぐ行為ですが、他の動物とつがって人間は体中に毛が密集していないため、毛のない鳥のような肌になるんですね。そういえばゲゲゲの鬼太郎も妖怪が近づくと毛が立ってましたよね・・(ちょっと古い?)
とにかく保温
冬場はとにかく保温が大切。保湿クリームや加湿器などで適度な湿度を保つことを心がけましょう。