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Vol.007 11月 「心臓」のおはなし


 「口から心臓が飛び出るかと思ったよ!」

 驚いた時なんかによく使う言葉ですよね。驚いたり激しい運動をした時に心臓がドキドキするのは、身体の正常な反応で、よりたくさんの酸素や血液を身体の隅々まで送り込むことにより、いざという時に備えようとする動物的な本能なんです。

 心臓の大きさは握りこぶしより少し小さめで左心房、左心室、右心房、右心室という4つの部屋からできています。

 また、心臓は私たちの身体の中でも最も丈夫な器官のひとつで、24時間休みなく血液を送り出すポンプのような働きをしています。1日に10万回という拍動数と8トンもの血液を送り出している運動量は、ちょっと想像しにくい数字ですが、私たち全ての人間の身体の中で毎日行われていることなんです。

脈を測る

 1日に10万回。1分間では約60〜70回の拍動をaしてます。この拍動数が脈拍で、心臓の状態を教えてくれています。交感神経が活発になる日中は心拍数が上昇し、副交感神経が活発になる夜間は心拍数が低下して身体を休めます。

 このふたつの神経の切り替えにあわせて心臓も活動と休息をとりますが、過度のストレスや不規則な生活が続くと、このリズムも狂いがちになり心臓もにも負担がかかることになります。平常時でも脈拍数が多い人は、心臓に何らかの負担がかかっているのかもしれません。

血圧を測る

 心拍数と同様に、心臓の状態を知るのに有効な方法として血圧を測ることがあります。安静時の血圧の正常値は120mmHg前後、下が70mmHg前後と言われています。運動時や緊張時、興奮時などに血圧があがることはゆくありますが、腎臓に疾患がある場合や動脈硬化を起こしていると時なども強い力で血液を身体の隅々まで送り届ける必要があるために、心臓がかなり無理をして血圧が高くなることもあります。

脈を測る、血圧を計る

 脈を測る、血圧を測る。このふたつは心臓の状態を知ることが出来ると共に、私たちの健康のバロメーターになります。あまり過度に気にすることは健康にも逆効果ですが、ふだんから規則正しい生活を心がけて気をつけたいものですね。

 ちなみにどんな動物でも一生で20億回の心拍数が目安となっているらしく、ネズミのような小さな動物は心拍数がとても早いので寿命は3年くらい、像のように大きな動物だと心拍数もゆっくりで60年ほどの寿命といわれています。

 ただ、心拍数が多くならないようにじっとしていたほうが良いかというと必ずしもそうではなく、早足で歩くことや階段の昇り降りなどで、たまに心拍数を上げてやることも大事なことのようです。

 ”身体の大きな人が長生きする”と言っているわけではありませんので、食欲の秋といっても食べ過ぎには注意しましょうね。

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