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Vol.061 05月 しゃくりの止め方・動悸の抑え方


 ふだん何気なくおこなっている「健康的な習慣」が、実は間違いだったとしたら・・・。医学の進歩と共に、知らない間に過去の健康常識が覆されていて、まったく逆の健康法を行っていた、ということがよくあります。

 今回も前回に引き続き、健康に関するそうしたお話をしてみたいと思います。

血圧は正常ですか?

 「今日は血圧が高いなあ。」「今日は低いなあ。」と言って、その都度とても心配されている方が結構多いのですが、血圧というのは測る時間や季節によって大きく変動するものです。

 「血圧」は、血液によって血管の壁が受ける圧力のことで、心臓が収縮して血液を送り出す時が血圧の上の数値、心臓が拡張して圧力が弱くなった時が血圧の下の数値となります。

 私たちの身体は、運動をしたり緊張したりすると心臓の動きは早まりますし、リラックスしている時や寝ている時には、ゆっくりと動きます。心臓の動きが血圧と大きく関係している、ということは、こうした心身の状態の変化によって、血圧も変動するということになりますね。

 また、気温や季節の変化、時間帯によっても血圧は変化します。1日のうちで最も高くなる時間帯は夕方4時から6時頃と言われていますし、夏は低め、冬は高めになるとも言われています。

 右腕と左腕でも血圧が変わることがありますので、定期的にチェックする場合にはどちらかの腕に決めておいた方がよいでしょう。

 ちなみに、キリンの血圧は上が260、下が160、と人間に比べてやや高めです。(首が長い分、押し上げる圧力が必要なため?)犬やウサギ、猿は人間に近い血圧の数値となっているようです。

心臓が左にあるわけは?

 血圧の話の続きになりますが、もしへその位置に心臓があったとしたら、頭のてっぺんまで血液を送るためには220くらいの血圧が必要となってしまうそうです。これでは血管にたいへんな負担がかかってしまいます。また、多くの人は右利きなので、狩猟や闘いの時に右側に怪我をすることが多く、大切な心臓をかばう必要性がありました。こうした理由から、今の高さで、やや左側に位置するように進化したのではないか、と言われています。

 このように私たちの身体は、状況によって常に進化し続けています。そう考えると、一時的な血圧の変化や、体調の不良といった症状は、未来へ向けてより健康な心身に近づくための、進化の一環としてとらえることも出来るのではないでしょうか。

動悸の抑え方・しゃっくりの止め方

 心臓がドキドキする動悸。(シャレではありません)実は簡単な抑え方法があるのです。それは「目を閉じて、片方のまぶたの上からそっと眼球を押す」という方法です。これは「眼球心臓反射」(または「アシュネルの反射」)という身体の反射を活用したものです。

 眼球への軽い刺激は、三叉神経から延髄を伝わり、迷走神経を介して心拍数を減少させます。ドキドキする動悸(シャレではありません)の時、試してみていただきたいと思います。

 横隔膜が刺激された時などに起こるしゃっくりも、効果的な止め方があります。それは「スプーン1杯の砂糖を舌の上に乗せて、上あごとゆっくりすり合わせる」という方法です。これは、舌咽(ぜついん)神経を経て横隔膜が刺激されるためのようです。しゃっくりの止め方として、コップ1杯の水を飲んだり、息を長く止めてみたりするのも、横隔膜を刺激するためです。「ビックリさせる」という方法も横隔膜に刺激を与えますが、しゃっくりは止まっても心臓にはあまり良くないかもしれませんね。
砂糖を用いた「美味しくしゃっくりが止められる」というのは、お薦めの方法ですよ。

 他にも「美味しく健康になれる方法」として、膝の痛みなどに有効な「かまぼこ健康法」があります。これはタンパク質やカルシウムが豊富で、低エネルギーのかまぼこを毎日5切れ食べる、というものです。良質のちくわでも代用出来るそうですので、膝の痛い方は試してみてはいかがでしょうか。

参考文献 平石 貴久 著 「医者以前の健康の常識」(講談社)

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