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Vol.013 05月 西洋医学と東洋医学のおはなし


薬を飲む?病院に行く?じっと寝てる?

 皆さんは体調をくずした時にどういったことをするでしょう?

 病院に行ったり、薬局で薬を買ってきて飲んだり、あるいはじっと寝ているという場合もあるでしょうね。こういった処置の多くは、大きく西洋医学的なものと東洋医学的なものとに分けることが出来ます。

 では、ここで問題です。次の処置はどちらに含まれるでしょうか?
(1) 抗生物質を処方してもらった。
(2) インフルエンザの予防接種をしてもらった。
(3) 熱が出たのでしょうが湯を飲んで温かくして寝た。
(4) 腰痛のため針と灸をしてもらった。

 いかがでしたか?正解は(1)(2)が西洋医学的なアプローチ、(3)(4)が東洋医学的なアプローチとなります。全問正解の方はいらっしゃいますか?全問正解のあなたはスゴイです!(賞品も賞金もでませんが・・)

 さて、何となく分類の仕方がお判りいただけますでしょうか?

西洋医学

 西洋医学は、基本的には人体を臓器ごとに分けて考えます。そして、異常があった時にどんな病気が発生し、どんな治療を施したら良いか、といった具合に、部分ごとを中心にした考え方で治療をしていきます。

 この分野の研究がすすんだことで、天然痘やチフス、コレラ、結核などの感染症が克服され、長い間人類を悩ませてきた大きな問題が解決しました。つまり、化学的に調合された人工の抗生物質の処方(1)や、ウィルスが関係する症状(2)は、西洋医学ということになりますね。
 
しかしいっぽうで細分化された治療法は、からだ全体をトータルで診ることから遠ざけ、臓器どうしのつながりを見えにくくしてしまっているような気がします。

東洋医学

 いっぽう東洋医学は、人体を一つの生命体として捉えています。漢方や針、灸といったイメージが強い東洋医学ですが、そのベースになっている考え方は、人間と自然の調和ということです。人体も自然界の一部であるため、臓器ごとのつながりはもちろん、四季折々の変化が人体に及ぼす影響ということにまで、研究の対象が及んでいます。

 ですから、自然界の植物や動物を活用して、人間の自然治癒力を引き出すこと(3)や、経絡と呼ばれる気の通り道を刺激して気の通りを良くする療法(4)は東洋医学ということになりますね。
自然界と共に生きてきた長い歴史と、とても広大無辺な奥行きの深さを感じます。

両医学の融合が理想

 外科的に悪いところを切除したり、様々な感染症の治療にはとても有効な西洋医学ですが、高血圧や糖尿病、アトピー性皮膚炎などの生活習慣病やアレルギー関係の症状には、一時的に効果のある治療法はあっても、根本から治すことについては未だ確立されていません。

 世界には私達が知らないような治療法、健康法がたくさんあります。中医学やアーユルヴェーダなど、人類が誕生してからの長い歴史に支えられた伝統的な治療法もそのひとつですが、こういった様々な療法が、データや分析を重視する西洋医学と融合することによって、もっと多くの人たちが快適に暮らせるようになるのではないかと思います。

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