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Vol.011 03月 「腎臓」のおはなし


クリーニング工場

 胃の裏側に縦12センチほどのそら豆状の臓器が2つ並んでいます。これが腎臓。血液中の余分な水分や老廃物をろ過し、尿として排泄する、体内のクリーニング工場のような役割をしています。

 昔から「肝腎要」(かんじんかなめ)といわれ、肝臓と共にとてもたいせつな臓器としてしられている腎臓についてお話ししてみましょう。

しょっぱいものはお好き?

 人間の体の約70パーセントは水分ですが、この中には細胞が生命を維持するうえで必要な塩分も含まれています。この塩分は、一定の濃度で保たれている必要があって、そのたいせつな役割を担っているのが腎臓です。最近は塩分の多い食品を摂取する機会が多いですね。カップラーメンやレトルト食品、外食先での料理も味の濃いものが多いのではないでしょうか?塩分の多いものを食べると血液中の塩分が増加し、それに伴って体が水分を要求し始めます。その結果血液中の塩分と水分量が増え、血液の量が増加。腎臓のろ過作業が間に合わなくなってしまいます。こんな食生活を毎日続けていると、腎臓のオーバーワーク状態が慢性化し、本来の機能が果たせなくなってしまうのです。

腎臓は取り返しがつかない!

 このようなオーバーワーク状態によって低下した腎臓の機能は、さまざまなところで障害となって現れます。本来ろ過を行う中で吸収されるタンパク質などの栄養素も、ろ過されない状態で出てきてしまうので、尿検査などで蛋白尿という結果になってしまうんですね。腎盂炎やネフローゼ症候群など投薬である程度の改善が見込めるうちは良いですが、人工透析が必要な段階まで進んでしまうと、もとの健康な腎臓には戻れなくなってしまいます。

 ふだんの食生活である程度は予防できるものですので、塩分の摂りすぎなどには充分注意しましょうね。

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